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課題から事業企画、プレゼンテーションを繰り返す『イノベーションプロジェクト』が2年目へ

自ら創造する力を養う、4年間必修カリキュラム『イノベーションプロジェクト』。
1期生1年目の全プログラムが終了し、今春から2年目へ。


全学生が卒業までに1度は起業にチャレンジするiUでは、日常生活の中にある課題を見つけ、その課題を解決する新しいプロダクトやサービスに落とし込み、
実際に投資家や連携企業にプレゼンテーションを行うカリキュラム『イノベーションプロジェクト(以下、イノプロ)』があります。

これは、各期ごとに提示されたテーマに沿って、課題発見、分析、仮説などを繰り返して事業開発のステップを踏む授業で、大学の4年間継続して取り組み、卒業時には学生全員が個々に考えるテーマや課題を設定、事業立案を行えるよう構成された必修カリキュラムです。
1年次では自分の身近な人々をテーマに考え、2年次になるとSDGsなど世界が取り組む課題をテーマにするなど、新たな視点や視座を獲得し、視野も広げていけるよう段階を設けているため、起業や事業立案に不安を感じる学生も安心して取り組むことができる内容となっています。
また各カリキュラムの最終授業では、連携企業や投資家を審査員に向かえ、各クラスから選抜されたグループによるビジネスピッチを開催します。
審査員から質問やアドバイスを受けることで、自分たちでは見えなかった、考えきることができなかったことを課題として次につなげることもでき、内容によっては、投資を受け実際に起業することも可能な仕組みとなっています。


■基本を学び、基本を何度も繰り返す。
まずは、いきなり課題に取り組もう!の前に、デザイン思考の基本プロセスを学びます。
これは新しいサービスやプロダクトを考える上で、ユーザーを理解し仮説を立て、また問題の再定義から解決策までを修正していくプロセスのこと。
下記の図はそのプロセスを体系的に示したものですが、プロセスを順に追うことが重要ではなく、考えていく上でどの部分を今考えているのか、何を考えないといけないか。を見る物差しのようなものです。
各回の授業ではどのプロセスを学んでいるかを意識しながら、進められました。



■2020年度1年次前期のテーマは【身の回りにある課題に取り組む】
学生がグループ単位で身近な人や街を観察、時にはインタビューの実施などを通じ、「顧客」が持つ、「課題の本質」を見極め、それに対する適切な「解決策」を「提案できる」ようになることを目標と置き授業が進みます。
そして各回、身近なテーマを元に考え、学生同士で意見を出し合い、そして考えたことをアウトプット(=ピッチ)を行うことを繰り返し行うことで、着実にプロセスを身に付けていきます。

初回授業
 実際に街に出て最寄りの店舗を「30分間観察する」という課題が提示され、オンライン授業を一時中断。
 学生は街に飛び出し、観察。その結果についてグループで考察し、それを発表する
2回目授業
 コロナショックで今後生じる(であろう)問題について、1分間で発表する
3回目授業
 設定した「顧客」20名以上に課題やヒアリングするインタビューを行い、その結果を発表する
2回目以降授業
 グループに分かれ制限時間内に、課題を解決するアイデアをできる限り多く出し、多くのアイデアをまとめ発表する

■コロナ禍という世界を一変させた危機が、逆に学生の視野を広げるきっかけに。
コロナ禍、オンラインで授業は進みグループワークもすべてオンラインで行われました。
最初は慣れない学びの環境に戸惑う声も多かったものの、次第に置かれている環境、日々の過ごし方が取り組む課題となり、これをチャンスととらえた学生達が次々とアイデアを出し合い、様々なビジネスプランが生まれました。当たり前の世界が変わったことで、自分事としてリアルに問題を捉えることができ、それが視野を広げるきっかけとなったようです。
各クラスで選抜され最終発表会に進んだのは10チーム。
コロナ禍をテーマにしたものを中心に多種多様なプランが集まり、審査員として及びした地元墨田区の企業の方や起業家・投資家へプレゼンテーションが行われました。
5分間という決められた時間に自分たちが考えたプランを発表するため、動画を使ったプレゼンなどどのチームも趣向を凝らしたプレゼンが行い、審査員からの質問などに答えていきました。
中には、審査員から連携を希望されるものもあり初回の発表会は盛況となりました。




■2020年度1年次後期のテーマは【「事業」としての見通しをつけ、収益を上げ継続していく計画を立案する
前期では自分たちの周りで起きていることに焦点をあて自由に課題を見つけ事業プランを考えましたが、後期は事業としてしっかりと成り立ち、継続的に収益をあげていくための計画を立てること。
後期になり、アイデアをより現実的に成り立たせていくために必要な知識を学びます。
どの企業もどの事業も必ず考える、「ペルソナ」の設定と、「カスタマージャーニー」を学ぶことはもちろん、市場規模、顧客数と売上高、コストなどの経済性を検討して予測収支を作成し、それを通じて事業プランの改善点を把握する。さらには投資家を含めたステークホルダーを引きつけるために、企業にとってビジョン・ミッション・行動指針が重要であることを理解する。

ビジネス書などで文字を見ることと、実際に考え、立案することは大きな差を感じるほど難しいもの。
学生たちはその難しさに、入学後半年ほどでチャレンジしました。

■つまづき始める。
イノプロやその他の授業を通して、考えた事業プランに+αで必要なことは何か。チーム内での役割、プレゼン内容のブラッシュアップなど、視野が広がり、見える世界が大きくなったことで、
新たな壁にぶつかり、あちらこちらのチームでつまづきが。
しかし、スケジュールをオンラインでのミーティングに加え、登校日でのリアルミーティングを行うことで、自分たちで問題をクリアしていき、時には教員やビジネス界で活躍した職員にも相談しながら少しずつ前に進めていき、クラス発表へと挑みました。

■1年間の集大成。
2021年1月21日には、1期生1年次最後の授業としてこのイノプロ最終発表会が行われ、各クラスから選出された10チームが連携企業や投資家の皆様に向けて、
プレゼンテーションを行いました。



■「今」、大学生だからこそ、もっとぶっとんだアイデアを。
今回の最終発表で審査員の方々から出たのは『2020年から2021年にかけて大学生になった皆さんだからこそ、もっとぶっとんだアイデアを』というもの。
「学生」だからこそ失敗に恐れず、小さなアイデアから、自由に広げて考えることで、新しい分野やサービスが生まれる。誰も見たことのな世界を想像し、形にしていくことにチャレンジできる
今を謳歌してほしいという先輩起業家たちの思いが込められているのかもしれません。


■iUアクセラレーターを通じて、構想を成り立つ"事業化"へ。
iUでは、イノプロで提案したビジネスプランを事業化することを希望するチームには、「iUアクセラレーター」を用意しています。
iUアクセラレータ―では、iUの客員教授で超起業学校にも携わる市村昭宏さんがによるビジネスプランのブラッシュアップMTGが繰り返され、本格的な事業へとチャレンジしたチームは7チーム。
市村さんから投げかけられる細かな課題に学生達は、また大きな壁にぶつかっています。
ですが、実社会は本当に厳しいもの。
起業するだけでなく、何年も何十年も継続し、事業として成り立たせるために、現在も格闘が続いています。





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