建学の精神・基本理念

電子技術を核とした
創造性豊かな技術者の育成を通して世界に貢献する

1951年 日本ラジオ技術学校設立 1951年 日本ラジオ技術学校設立

学校法人電子学園は、学園の創設に携わったひとりである大嶋十三雄が、第二次世界大戦の戦地へ電気技術者として派遣された際に、米軍の通信機やレーダーの高性能に目をみはる思いをし、日本軍にはこれに匹敵するものがなく非常に無念な思いをしたことから、昭和23(1948)年に学園の母体である「社団法人ラジオ技術協会」の設立に至ったことに、その原点を遡ります。
その後、今後ますます高度化するラジオや音響機器、さらにテレビなどの全国的普及を考えると製作・修理関連の技術者の養成が急務であり、社会的にも有意義な仕事であることを予見し、昭和26(1951)年に「社団法人日本テレビ技術協会」「日本ラジオ技術学校」を設立しラジオ・テレビ技術者の育成をスタートしました。設立の趣旨は、「新日本再建の一助として、近代科学、特に無線技術の向上を図り、優秀なる技術者を養成し、日本無線界をして世界的水準に到達せしむるを以て目的とする」としています。学則は、「第一条 本校は広く無線技術の普及向上を計り、学理と実習の併用により斬新な専門的知識と技術を修得せしめ、併せて人格の陶冶を計り「学」「人」共に優れたラジオ、テレビ及び無線技術者の養成を目的とす。」としており、設立当初より気宇壮大な理念を掲げています。

その後、昭和28(1953)年に「日本高等テレビ技術学校」に改称し、昭和36(1961)年の創立10周年に「日本電子専門学校」に改称。昭和38(1963)年に「学校法人電子学園」として認可を受け、現在に至るまでエレクトロニクスとコンピュータ教育、CGをはじめとしたデジタルコンテンツ教育、さらにネットワークセキュリティやAI(Artificial Intelligence)などの時代のニーズに即応した先進的教育を行ってきました。 昭和26(1951)年の創設以来、67年に渡って一貫して産業界が求める先進性に富んだ学科を編成しながら教育の質の向上を図り、職業人の育成に努め続け、現在までに11万人を超える卒業生を輩出してきました。
情報経営イノベーション専門職大学も、学校法人電子学園の根底的な精神を大切にしていく価値観と捉え、様々な変化を恐れることなく、チャンスとして受け入れ、その「変化を楽しむ」気持ちを持ち続け、常に新たな知識・スキルを「自ら学ぶ」ことで、生涯に亘って社会に貢献し続ける志と気概に富んだ「革新を創造する」人材を育成していきます。