辻 貴之特任教授

「つまるところファイナンス」
株式会社とは、株式と借入で資金を調達し、それを資産に変えて売上を立て、売上より少
ない費用で売上を立てて利益を出し、国に納税し、株主に配当した上で、残った利益を資
本に積み上げる というサイクルを回し続ける仕組みです。…
起業するにせよ、企業に勤めるせよ、会社という仕組みに携わるあなたは、このサイクル
のどこかに身を置くことになります。このサイクルを作る上で重要なのが「ファイナンス」です。
よって、担当するファイナンス関連の教科では、サイクル全体を理解してもらえるように努め、
どの事業領域で起業するか、サイクルのどこに身を置くか等を考える「きっかけ」を共有できればと
考えています。

また、自分自身は銀行員からテレビ局員、というあまり例がないキャリアの上に、その過
程で働きながらMBA や博士号を取得するなど、学び続けてもいます。そして皆さんに、
このように教えてもいます。さらに、趣味幹事・特技幹事・強み幹事力を活かし、社会人
生活約30 年弱にわたり、さまざまなコミュニティで、毎年平均して 100 回以上の機会に、
計1,000 人以上の方にお集まりいただく機会を「幹事」しています。
こうして培ってきたCareer、Contents、Community の3C に関しても、何かお役に立てることあれば、お声
掛けください。

• 1996年4月に東京三菱銀行（現三菱UFJ 銀行）に入行。小岩支店で個人・法人営業、青山支社でベンチャー創業支援、国際協力銀行でプロジェクトファイナンスの組成、本部で大型融資等の審査を担当。
  
• 2006年1月にフジテレビへ。フジの人事で採用・研修、営業推進で番組調整や企画、持株会社の財務企画、ロンドンで欧州拠点の経営管理・事業運営等、持株会社の経営企画でグループ会社管理、フジの経営企画で中期経営計画の素案作成や編成制作関連管理に携わった後に、2022年7月より現職。
  
• 趣味と特技は「幹事」。幹事とは、旗を掲げ、仲間を集い、事を成す、その先頭に立つ存在。社会人生活27年にわたり、毎年約100回以上、約1,000人が集う機会を、さまざまなコミュニティで幹事として作り続ける。そうして溜まった知見のもと、コミュニティ運営に関するコンサルティング、ワークショップ、講演活動などを行う。あわせて、幹事やコミュニティ運営の知見を共有するためのサロン「コミュラボ」を約200人で2019年2月に設立。
• 1996年3月に上智大学経済学部経営学科卒業
• 2013年3月に早稲田大学大学院商学研究科（早稲田大学ビジネススクール）修了（MBA）
• 2020年4月より情報経営イノベーション専門職大学（iU）の特任教員に就任。3年生向けに「コーポレートファイナンス」、4年生向けに「税務会計・会計処理」を教える。
• 2023年8月に慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程修了（博士（メディアデザイン学））