起業に資格は必要?起業に役立つ資格をご紹介します。

起業をする際には、「何か特別な資格は必要なの?」と気になる人も多いです。
資格の取得が起業に必要になるのなら準備をしなければなりませんが、実際には特別取得すべきものはありません。

その一方で、取得することで起業後の活動が有利になったり、経営をスムーズに行えるようになったりといった、役立つ資格はいくつかあります。
事前に起業に関係する資格について調べておくことで、より具体的な事業計画を立てられるでしょう。

そこで本記事では、起業に役立つ資格を紹介します。

起業に必要な資格はない

まず前提として、起業を行う際に特別な資格は必要ありません。
無資格でも問題なく起業の手続きは進められるため、自信のあるアイデアやイノベーションがあるのなら、積極的に行動に移していくことがおすすめです。

起業には、会社の経営や経理に関する資格が必須と考えている人も多いですが、実際には知識さえあれば資格取得によってスキルの有無を証明する必要はないのです。
もちろん起業に関する専門的な知識自体は必要になるため、前もって事例を勉強したり、起業時と起業後の流れを把握したりといったことは求められます。

しかし、資格の取得は無理に行う必要がないので、資格勉強に多くのリソースを割かなくても問題ないでしょう。

起業に役立つ資格は存在する

起業に必須の資格はありませんが、取得することで役立つ資格はいくつかあります。
挑戦する分野や業界によっては、資格の有無が起業の成功を左右する可能性もあるでしょう。

そのため状況やビジネスプラン次第では、積極的に関連資格を取得していくことも考えられます。
以下からは、起業の際に役立つ可能性が高い資格について紹介します。

日商簿記検定

経理や会計に関する知識を証明できる「日商簿記検定」は、起業の際にも役立ちます。
財務に関する管理や経理事務が的確に行えるようになるため、起業した後の会社経営をスムーズに進められるようになるのがメリットです。

日商簿記検定には1〜3級の資格があり、特に2級の取得を目指す人が多いです。
2級の資格があれば、実際のビジネスに役立てられるシーンが増えるため、起業時における資格の重要性が増します。

一方で、起業の際には資格取得以外にも優先すべきことがたくさんあるため、日商簿記検定2級の勉強にばかり時間をかけるわけにはいきません。
そのため大学在学中は日商簿記検定3級の資格取得を目標にし、起業後に2級の取得を改めて目指すことも考えられるでしょう。

情報経営イノベーション専門職大学では、資格取得を支援する講座を多数展開しています。
そのなかのひとつに「日商簿記3級検定講座」があり、取得を希望する学生を対象に全18回の講座を実施しました。

独学でも日商簿記検定3級の資格取得は目指せますが、より効率的に必要な知識を身につけるには、大学が主催する資格の特別講座を活用するのがおすすめです。

TOEIC

TOEICは、英語のコミュニケーション能力を測る世界共通資格です。
社会のグローバル化が進む昨今、英語によるコミュニケーションの必要性はますます高まっています。

起業する分野によっては外国人の顧客に対応したり、英語を使ってビジネスを行ったりする必要もあるでしょう。
そのためTOEICのテストを軸に英語力を高め、起業後に幅広くコミュニケーションを行えるように備えることもおすすめです。

現代ではオンライン通信などを活用して、直接海外に行かなくても現地の人たちと交流したり、商品の売買や契約を行ったりできるようになりました。
そのため主に国内で活動する会社を起業する場合でも、何らかのきっかけで英語によるコミュニケーションが必要になる可能性が高くなっています。

自分の将来設計に英語は必要ないと思える場合でも、万が一に備えてTOEICで高得点が取れるだけの能力を身につけておくことが重要です。

起業時に英語ができる人材を雇用するという方法も考えられますが、会社のトップに立つ人物が全く英語を活用できないと、信用に関わる可能性もあります。
通訳を介して会話をすると無駄な時間がかかるため、ビジネスの制約が難しくなるケースも懸念されるでしょう。

起業を考えているのならTOEICの学習を通して、基本的な英語力の習得に力を入れるのも重要です。

情報経営イノベーション専門職大学では、TOEICに関する特別講座も実施しています。
2021年度にはTOEIC Listening & Reading IPテストを学内で行うなど、積極的な支援を導入しています。

プログラミングに関する資格

起業の際には、プログラミングに関する資格の取得もおすすめです。
プログラミングができるスキルを習得すると、アプリやシステムの開発を通して、ローコストでの起業が可能となります。

現代ではプログラミングを行ってアイデアを実現したり、イノベーションを創造したりといったケースが非常に多いため、関連資格の取得には多くのメリットがあります。
例えば情報処理技術者試験、応用情報技術者試験、その他各種プログラミング言語の専門資格などを取得することで、プログラミングの勉強と応用技術を身につけられるでしょう。

起業においてプログラミングに関する知識と技術は重要なものになっているため、資格取得を通して本格的なスキルを学ぶこともおすすめです。

情報経営イノベーション専門職大学では、「Code iU」と呼ばれるエクステンション講座を実施しています。
プログラミングスキルを磨き、地域や企業の課題解決のために役立つ実践的な能力を育めるのが特徴です。

長期休暇期間中に全12回の講座を実施し、プログラミングの基本とそれをビジネスに応用する手法を学べます。

自分のビジネスプランに必要な資格を選別するのがポイント

起業に役立つ資格を取得する際には、自分のビジネスプランに必要なものを選定するのがポイントです。
関連する資格全てを取得しようとすると、時間がかかりすぎてしまい、結果的に起業のための行動が疎かになります。

あくまで資格は、起業を成功させる要素のひとつであるため、たくさんの資格を取得することが目標にならないように注意しましょう。

まとめ

起業の際には、必須とされる資格がありません。
そのため特別に資格を取得しなくても、起業して自分のビジネスをはじめることはできます。

その一方で、起業に役立つ資格も多数あります。
上記で紹介した資格を参考に、この機会に起業後の将来設計に役立つものを選定してみてはいかがでしょうか。

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