先駆者としての自信を持って活躍してほしい

専任教員

鎌谷 修教授

Osamu Kamatani

ICT

  • 担当科目

    オペレーティングシステム演習 / 情報技術演習Ⅰ / 情報技術演習Ⅱ / IoT / 総合理論演習 / 総合実践演習

  • 研究分野

    超高速光伝送技術、次世代ネットワークアーキテクチャ検討などの要素技術の研究に携わってきました。最近では、ネットワークレイヤ間での状態通知・制御を可能とするためのクロスレイヤ協調処理技術、オントロジ及びナレッジベースの設計・構築技術、非タスク指向コミュニケーションにおける情報推薦手法の適用について検討を進めています。

学生のみなさんへMESSAGE

科学技術が急速に進展する一方で、より迅速な社会課題の解決が迫られており、地球環境問題の観点では科学技術の限界も見え始めています。
将来を見据えては、技術の壁を乗り越えるための革新的な視点、異分野の技術との融合、それらを試行錯誤的に迅速に社会に展開し、方向感を修正するとともに、技術を磨いていく必要があると考えられます。このような背景から、専門職大学における情報系教育では、科学技術に対する深い洞察と信念、またそれが社会に与える影響に対しても熟慮することのできる人材育成が求められています。
それぞれの科学技術の本質部分に興味を持ちながら、そこからどのように実際の社会に還元していくか、外部の研究者とどのように連携するのが効果的なのか、ということに焦点をあてて自身の能力を高めてほしいと考えています。学内外での経験を積み、実際の経験を通して自身の達成感、自信を強め、次世代のリーダー、先駆者としての自信を持って、卒業後も社会で活躍して頂ければ何よりです。
研究領域のグローバル化が進展する中では、単独の組織のみでは高度な研究を遂行することは非常に困難です。このため、国内外の研究機関、研究者との外部連携を積極的にサポートしていきます。

経歴PROFILE
  • 日本電信電話株式会社に入社後、伝送システム研究所で光時分割多重システムの研究に従事。
  • サービスインテグレーション基盤研究所にて、次世代ネットワークアーキテクチャ検討、ITU-T及びETSI TISPANにおける国際標準化活動に参加。
  • 2020年
    • 3月末まで、未来ねっと研究所にてクロスレイヤ協調処理技術、ナレッジベース技術を中心とした、情報価値を指向したデータ処理基盤アーキテクチャの研究に従事しながら、大阪大学大学院情報科学研究科招聘教授を兼任。
    • 4月、iU 学部長に就任。