在校生Voice
2020年4月入学

米山 慶太さん

  • つながり
  • インターンシップ

インターンをきっかけに起業。臨地実務実習を通じた幅広い知識と経験を運営するサービスに活かしています。

前回取材(2021年3月)から約2年が経ちました。この2年間の様子を教えてください。

1年生の頃から参加していたインターンシップ先で社内起業しました。

その企業は、映像配信をメインとした部署と、教育関連の部署があるのですが、教育関連部署で多くの高校生と関わっていく中、高校生たちと一緒にSDGsやサステナブルな「何か」をやりたいね。とずっと話していたのですが、いよいよそれを形にしよう!という機運が高まりサステナブル部署を作ることになり、自分もjoinしました。

ただ、この分野について詳しくなかったので、どんな活動をしている人がいるのか?を学びながら、SNS発信をスタートさせました。

SNSで発信を続けていくといろんな人と出会い、その人達各々の思いが詰まった商品が世の中にはあふれていることを知ったんです。

その思いに触れるにつれ、「こういった方々の思いや作り手をサポートしたい」とErisという会社を起ち上げ、大学生活と会社を両立させています。

Erisではさまざまな形でブランドさんの支援をおこなっています。
Instagramでさまざまなブランドの商品の紹介、webメディアではブランドの中の人にインタビューを行いながら商品の裏側に隠された想いを記事にして”発信の支援”。そして動画制作、写真撮影、SNS運用、クラファン支援などの”作る支援”の2種類の支援をおこなっています。

Eris 公式HP

起業した会社と大学の授業。3年生では臨地実務実習が4ヵ月あり、多忙だったのでは?

1年生の頃から、大学での学びに加え、2社のインターンを行っていたこともあり、「学び」と「仕事」の良いサイクル化が実現できていました。講義で学んだことを仕事で試すサイクルはとてもよかったです。

そのようにやりたいことは自分でやれる環境があったため、自分に足りないスキル、経験を積める企業に行きたい!と明確な方向性の中から臨地実務実習先を希望しました。

実習先企業では本当に多くのことを学ぶことができました。それらをすぐに自社に活かすことができたので、多忙でも実りのある時間でしたね。

実習先企業から学んだことを活かせたと。例えばどういった面ですか。

フルオンラインでの仕事の進め方、組織力を向上させる仕組みから、プログラミングの構築など、ICT企業のすべてに触れさせていただきました

起業した会社では5名のメンバーとともに仕事をしているのですが、会社の方針、個人の役割と意欲のベクトルを合わせ、それをどう伝えていくのか。
今は少ないメンバーで動かしているので、その点での課題はありませんが、規模を大きくしたときのために知識と経験を得られたことは大きいと思います。

実習中、フルオンラインでの業務だったのですが、社内チャットで質問をするとすぐに回答してくださいました。顔が見えず一人で業務を行っていると不安を感じることもありましたが、返事をすぐにいただけると安心しましたし、うれしかったですね。

3年次後期からゼミが始まりました。

松村太郎さんのゼミに入りました。
松村ゼミでは各自が考えるアイデアを形にしていくのですが、これは1年生からの必修科目「イノベーションプロジェクト」に近いと思います。

大きく違うのは、「お互いのアイデアにフィードバックをし、みんなでみんなのアイデアをブラッシュアップさせていくこと」です。
自分では思い浮かばない意見が出てくるのがとても楽しいです。違う視点を取り入れながら、アイデアをブラッシュアップしたり、もしかすると繋ぎ合わせて新たなコトを作り出すかもしれない。
そういった自由さも魅力です。

今後は就活もしながら、Erisにもさらに力を注ぎたいですね。

iU生や高校生へのメッセージをお願いします。

今、いろんなこと・モノが多種多様になり、スマホを開けば答えがわかる。
山のような選択肢があり、自分にあったモノを見つけることができる時代です。

ただ、正解はない。

自分が選んだ道を正解にした人だけが、「正解」を得られると思います。
自分の道を見つけ、進んで、自分の人生は「正解だ!」と言えるようになってほしい。
最初から正解を求めず、挑戦し、気づいて、自分だけの正解を見つけてください。

前回(約2年前、1年生時)のインタビューはこちら!

連携企業や客員教員とつながり、学歴ではない“武器”を得た米山慶太さん

この記事をシェアする