在校生Voice
2022年入学・桜修館中等教育学校出身

森井創さん

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【起業した学生を取材!】自分の考えたことを表現し続ける、森井創さん

入学した経緯を教えてください。

中2の時に起業したいと思ったんです。

もともと僕は、自分の考えたことをすぐに表現したい!と思っていました。

クリエイティブな才能を持っている方は絵を描いたり、作品を作るといったアート的表現ができますが、僕にはその才能がない。

でも表現したい!形にしたい!という思いを叶える方法として「プロデュース会社を起こす」ことなんじゃないかと思いました。

そこで、どの大学の経営学部にいけば起業できるのか?と調べていたんです。
SFCもMARCHも調べたし、見学にも行きました。
どの大学に行っても楽しい大学生活を送れると思いましたが、起業ができるのは、iUしかなかった。

iUに入れば起業できる!と思い入学しました。

入学後、どんなことに力をいれていますか?

入学直後はいい学生ではなかったんですが、1年生の秋、学長が立ち上げた「iUメディアプロジェクト」に参加したことで、大きく変わりました
このプロジェクトに参加する学生を募集する資料には、

■iUをメディア化する。大学がまるごとメディアになる。
■全構想を進める企業を設立する

など、全部で5つの目標が掲げられていました。

教員やスタッフとともにiUにあるすべてを活用し発信するプロジェクトの始動でした。
テーマに沿ったワーキンググループを作り、そこで教職員と学生たちが様々なアイデアを出す。そして学長をはじめ、メディア分野に精通している教員や客員教員たちに、ボコボコにされました。

「それ、おもしろい?」

「会社化した場合、それを価値にしていいのか?」

など、とにかく様々な角度から指摘をされ、ブラッシュアップを求められ、時にはアイデアを差し戻されました。
あまりにもボコボコにされるので、日が経つごとに離脱する学生も多く、当初集まった約50名の学生も、半年後のプロジェクト終了時点では10名ほどしか残らなかったんです。でもこの時間が貴重で、自分自身のターニングポイントでした。

ひたすらに、おもしろいことを考えて表現できることに挑戦する。

「メディア化するってなんだっけ?」を毎日考え続ける。そして考えたアイデアを世界に発信することができる。

この面白さを経験できたことから、この面白さを発展させるために同じiU生2人と2年生になってすぐ「株式会社MediAlpha」を立ち上げたんです。
僕自身の夢が叶った瞬間でしたね。

ですが、ここからまた大変でした。株式会社MediAlphaを起ち上げてすぐに、毎年東京・竹芝で開催される「ちょっと先のおもしろい未来(=ちょもろー)」のiU運営として、iUの教員や学生が研究や産学連携を発信する場づくりや、全体取り仕切りを行うことになったんです。
多くの教職員や学生、さらにイベント企画側との調整から予算管理、搬入搬出、当日運営などイベント運営のほとんどを担ったのですが、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科や、他の出展団体との会議に何もわからないまま出席。
そして、またまた大人たちにボコボコにされました。
初めての経験だったので、調べたり、考えたり、相談したりしながら、何とか無事に終了することができたんです。
でも半年間のメディアプロジェクトで培った経験を活かすことができる場面もありましたし、ちょもろーが終わることには、さらにやりたいことや会社の方向性、軸となるものが出来上がったように思います

iUはどんな大学だと思いますか?

大学というか“コミュニティ”だと思っています。
1年140万円払えば、このコミュニティに入れる。先生もスタッフもいるし、すごい数の連携企業や客員教員もいる。そして多くの学生がいる。しかもスゴイ近い距離に。

やりたいことがなくても、まわりにチャンスが転がっているし、何かやりたいっていいつづければ、誰かとつながって、形になっていく。
そんな偶然から生まれことが多い。iUは偶然の産物大学だなと思っています。

好きな授業はありますか?

日本文化の授業が好きです。
文献や映像、マンガなどが教材になっていて、日本の文化と海外とのつながりを学んだり、ひとつの作品を通じて深い理解や読解や様々な文化を持つ人たちとの議論を行えるように体系化された授業です。
そして、今、取り組んでいるのは、自分で決めたひとつの作品について読み解く視点を決めて、読み解いていくものです。
僕は「愛という視点で読むハリーポッター」をテーマに取り組んでいます。
視点を変えて考えることの大切さは、今の仕事にも役立っていると思います。

将来の夢を教えてください。

みんながやりたいことがある世の中にしたいです。

「みつけてもらう」に必要な場づくりなどを全部提供したいと思っています。

そのため、多くの方に参加してもらえる様々なイベントを企画していこうと奮闘中です。

 

高校生、iUの後輩に向けたメッセージをお願いします。

“Do more with less” 最近急成長をしているシリコンバレーの企業で流行っている言葉です。

学生のうちにこれを体現できるように夢を大胆に大きく語り、共感を集めて同時に人と知恵と力を集める。

欲望に忠実に!Go punk!

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