在校生Voice
2020年4月入学

丸山 芽駆さん

  • サポート体制
  • 起業

恩師や仲間との出会い、授業などを通し自分を変えたと語る、丸山芽駆さん

iUを知り、入学を決めたキッカケを教えてください。

僕がiUを知ったのは開学前の2019年の夏です。
僕は高校を卒業後、大学には進学せず地球一周の旅をしていました。
元々心理学に興味があり、大学で学ぶことも考えましたが、大学に行かずとも独学で学べるのではないかと感じ、大学に進学する意味を見失っていました。
そんな時、偶然地球を一周する船に出会い、運命を感じて大学へ進学はせず、地球一周の旅に出ました。
その旅で、カンボジアで地雷撤去をしたり、ニューヨークで危ない目にあったり。知っていたつもりだったことが現地に行かないと分からないことをたくさん体験し、「自分は“何も”知らない。」と感じたんです。
そしてきちんと知識を得たい。実践的なことを勉強したい。と思い、日本に帰国してからは、フリーターとして働きながら大学を探していました。
そんな時、iUを知り、「失敗から学ぶ」、「取り敢えずやってみる」という実践主義なところが合理的で魅力に感じました。
また、英語についても学びを深めたい、実践的にビジネスを学びたいという点も体験を通して学びたかった僕にあっているのではないかと思い、iUに入学を決めました。

入学して1年が経ちました。この1年間はどうでしたか?

想像していたよりもはるかに忙しい1年間でしたね。
コロナで登校は週1回、残りはオンライン授業でしたが、授業以外にも、iUと企業の連携プロジェクトに積極的に参加していました。アニメ「まえせつ!」をPRするためにミニゲームを制作し、コンテストに挑むというプロジェクトや、BS11とのeスポーツ大会の企画運営・放送プロジェクトなど興味を持ったプロジェクトには積極的に参加していきました。

アニメ「まえせつ!」をPRするためのミニゲーム制作コンテストに参加したメンバーと(本人一番右)。 アニメ「まえせつ!」をPRするためのミニゲーム制作コンテストに参加したメンバーと(本人一番右)。

日々の授業、委員会活動、プロジェクト、そして起業準備などとても忙しかったのですが、多くの活動を通して出会ったメンバーと起業することにも繋がり、すごく良い経験・充実した1年になったと思っています。
そして、入学してからの1年で一番大きなことは、僕の恩師・クラス担任の志村さん(iU専任教員:志村 一隆教授)に出会えたことだと思います。

1年で恩師と言える存在に!?志村さんとのエピソードについて教えてください。

志村さんは1年次のクラス担任で、起業に関する知識・スキルを身に付けるための科目、イノベーションプロジェクト(以下、イノプロ)も担当されていました。
そのイノプロの授業の事前学習で「スポーツビジネス」を調べた際に、私が担当したのが「eスポーツ」でした。
もともとゲームは好きでしたが、クラスメイトが授業の中でビジネスプランを作るために下地を作る為の事前学習でしたので、「eスポーツ」をビジネスの観点から分析した時の良いところや課題などを徹底的に調べました。
後に、志村さんにはイノプロの最終プレゼンに向けて、業界の方を紹介していただいたり、疑問が浮かんだときは相談したりと、志村さんの経験を通したアドバイスなどで、業界への興味や知識をより深めていくことができました。その結果としてクラス代表に選ばれ最終発表会にも出ることができました。
そして、このイノプロで考えたビジネスプランを事業化したいと考え、具体的に動き出したときにも、何度も志村さんに相談しましたね。プランをブラッシュアップするためにアドバイスをいただいたり、分野に詳しい方を紹介いただいたり。起業するにあたりわからないことばかりで不安も多かったのですが、志村さんに相談し、僕たちには持ち合わせていない視点で様々なアドバイスを頂けたことで、着実に進むことができました。
最初はクラス担任として授業を担当いただくといった関係性でしたが、今ではなんでも相談できる恩師に。まさか1年で恩師に出会えるとは思ってもいませんでした。

起業された会社「株式会社さえずり」の立ち上げについて教えてください。

2021年1月に同級生である山下くん、大島くんの3人で立ち上げ、プロゲーマーのセカンドキャリアを支援する事業を展開しています。
授業がオンラインになると決まった時に開催されたZOOMのLOUNGE(学生、教職員がコミュニケーションを図る企画)に偶然最初に参加した3人なんです。2人とはそこで出会い、仲良くなりました。
この出会いがなければ、ここまで親しくならなかったかもしれません。
コロナ禍だからこその出会いでしたね。
その後も2人とは連携企業プロジェクト(上記プロジェクト)やオープンキャンパスのスタッフなどで一緒に活動することも多く、3人の間にとても強い信頼関係が生まれ、起業することに繋がりました。
iU入学前は、それぞれに違う経歴を歩み、好きなことや得意なことも全く違うメンバーなのでiUに入学していなければ、絶対に出会えなかったメンバーだと思います。

iUに入ってから自分自身に変化を感じていますか?

周囲の人を巻き込みながら物事を進めていくこと、リーダーを担えるようになったと感じています。
入学前は、人をまとめたり、リーダーを務めることが苦手でした。高校時代に演劇部で部長をやっていたのですがその際に失敗が多くて、、、周囲のメンバーをまとめリードしていくことに対して、とても苦手意識があったんです。
ですがiUに入学してから、プロジェクトや授業など色々なものに挑戦したことで、否応なしにチームで取り組むことが増え、ゴールから逆算をして各メンバーにタスクを割り振る、スケジュールを管理するなど、自然とリーダーとしての役割を担当することが増えていきました。

BS11とのeスポーツ大会の企画運営・放送プロジェクトでは大会進行におけるディレクションを担当
BS11とのeスポーツ大会の企画運営・放送プロジェクトでは大会進行におけるディレクションを担当

iUに入学する前は、一番苦手だと思っていたことですが、自然と成長し、克服できたのではないかと思っています。

進路選択に悩む方やiUを目指す方へのメッセージをお願いします。

どのような進路でも最終的に決めるのは自分自身だと思うので、自分と向き合い、自分自身が何をやりたいかをきちんと見つめなおす時間が大切だと思います。僕は地球一周をしたことで、自分の知らないことはまだまだたくさんあるということに気づくことができ、様々なものの見方があるということを実感しました。
大学についても、視野を広くもち、色々な角度から選ぶことで後悔の無い選択ができるのではないかと思います。
また、iUは自分が「やりたい」という意思を見せれば、必ずサポートしてくれる人がいる大学です。
なのでiUに入ったら、失敗にめげずに「とりあえずやってみる」という挑戦する意思をもつことが大切だと思っています。

僕はiUに入学して、本当に良かったと思っています!!

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